先日、以下のお問い合わせをいただきました。
[ お忙しいところ失礼いたします。
私は現在、東大理三を本気で再受験したいと考えております。そこでなのですが、やはり東大理三合格には指導力が高い講師に教授を受けたとしても、その人のもって生まれた資質が大きくかかわってくるものなのでしょうか?(例えば記憶力が異常によいなど)
また、そちらで販売されている出版①は、再受験をするにあたり参考になる部分はあるのでしょうか? ]
私の返事は以下のようです。ご参考ください。東大理Ⅲ合格への道標です。
先日、以下のお問い合わせをいただきました。
[ お忙しいところ失礼いたします。
私は現在、東大理三を本気で再受験したいと考えております。そこでなのですが、やはり東大理三合格には指導力が高い講師に教授を受けたとしても、その人のもって生まれた資質が大きくかかわってくるものなのでしょうか?(例えば記憶力が異常によいなど)
また、そちらで販売されている出版①は、再受験をするにあたり参考になる部分はあるのでしょうか? ]
私の返事は以下のようです。ご参考ください。東大理Ⅲ合格への道標です。
✩数名の塾生には、英作の添削も行っています。先日、2013弘前大学の問題で、”過去、現在で有
名人と会食できるとする。あなたは誰を選びますか?また、どんな会話をしますか。” の内容の
問題を宿題にしました。
★ある生徒が、サッカー日本代表の本田圭祐選手について書いてきたので、ふと、彼の座右の書は
自助論(S.スマイル著)だよと世間話的に教えました。
✩この本は東大理Ⅲに進学した愚息に、浪人するにあたり励まそうと洒落であげた本です。
サッカーが大好きなものにとって、本田圭祐選手の下剋上的な成り上がりは常識であるし、本人
はこれをよく読んでいたとネット上では言われています。
★久しぶりにまた読んでみました。なかなか良い。この本を青春時代に読んでれば、
自分も、理Ⅲも狙ったかも・・・。
✩ちなみに、その生徒も買って読んで、勇気でたと言っていました。
★皆さんはどうでしょう?買って損する本ではないです。
大濠花火大会
今回は数学B分野から。
(1) 数列
nの連動性と式の段々重ねで新しい数列を作り出す感覚を研ぎ澄ませる。また、漸化式パターンは経験値がものをいう。群数列は第n群のラストは全体の何項目を把握すればなんとかなる。
(2)平面 ベクトル
2個の主役ベクトル(始点共通な平行でないベクトル)ですべてを表現すれば、90%は解ける。また、平面図形のセンスと内積のフル活用力があれば最強である、
(3) 三角比
3個の主役ベクトル(始点共通な平行でないベクトル)ですべてを表現すれば、平面ベクトルと同様に90%は解ける。同一平面上条件はしっかり使えるように。
その後、大学や会社員(企業の研究所)で親しくなった外国の研究者から素晴らしいヒントをもらった 彼らの話によると、特に理論系の研究者はON とOFFのメリハリがすごいらしい。例えば、3ヶ月間土日祝日なしで教会もいかず寝る時間や食事まで惜しんで全力で研究に打ち込む。しかも家に帰らず研究 室に泊り込むことも多い。
その代わり、限界が来たと思ったら休暇を思いっきりとる。例えば、1ヶ月間カナダでスキー三昧したり、南の島で何も考えずバ カンスしたりする。こういった時にも何かのヒラメキがあるらしいが、メモを取ってケースに放り込むだけだ。また、日々の生活でもメリハリをつけて、夕方半 時間は散歩したり、毎週週末はピアノを弾くとかして短時間でもOFFはとる。
また、これは雑誌からの情報だが、中央官僚は予算期になると数ヶ月間は仕事に埋没しなければならず、3ヶ月を超えるとノイローゼになるの者が続出し自殺者もでてくるそうだ。
こう考えると、特に頭脳を駆使する場合、うまく休養をとることが重要となる。 振り返ると、浪人時代はこの休養をうまく取り入れ成功した。予備校に通うのに電車で10分の所を徒歩で30分かけて往復していた。これは、かなり息抜きになった。また、日曜日の午後の数時間は遊び時間としていた。こうする内に、息抜き中にふと数学の解法が浮かんだり、物理の理解できない部分の考え方が 浮かんだりしてきた。
だから、浪人中はそんなに切り詰めて勉強した感はなかった。もちろん、はたから見たら勉強時間は多いしがり勉にみえただろうが。
現在多くの大学受験生を指導しているが、特に浪人生には、毎日30分は連続で散歩ぐらいしなさいとか、夏までは月1,2回遊ぶ日OFF-DAYを設けるようアドバイスしている。 (OFF-DAYだからといって、一日中テレビゲームをするのは考えものである。自然の中で散歩するとか、体を動かす方が絶対いいのである。)
これは完璧主義者にならず、自分を許して立て直すしかない。リズム崩れても、とりあえず計画通り机に向かっていればそのうち復活してるものだ。気楽に行くことも大切だ。
これは合格するためでなく人間として生徒に望んでいるのだが、これがないと試験で良く失敗する。長い指導経験から、例えば親に反抗的で感謝が少ないと実力があってもなぜかいい結果がでないことに多く出くわす。
思春期というのは、自我に目覚めいろいろ周りを分析し始める。特に、大学受験などすると抽象能力ががつくものだから、自分の親や家族を分析し批評 し始める。そして、欠点ばかり目に付いてあれが気に食わないとかこれが悪いとか悪態をつき始める。これが酷くなると、反抗期が強くなって親のことを悪くい うし無視したりする。
まあ、こういう生徒も大学に行って社会に出ていろいろ揉まれて変わっていくだろうと暖かい目で見守っている。
でも、親に産んでもらって育ててもらって飯を食べさせてもらって生きているのに、感謝しないならやはり徳がつかない。なぜか試験でポカミスをするとか、体調が悪くなるとか、実力十分なのに落ちることが多い。
親だって欠点はある。100%完璧な人間や親なんか存在しないし自分だって欠点だらけなのに、他者を非難し恨みすぎることは良くない。ほど良いと ころで親を許していかないと自分がきつくなるだけだ。それより、自分を向上させようとか前向きになることが大切だと思う。
長年、生徒さんの親子関係を見てきたが、いい親、子供の教育を本当にわかっている親は少ない。いい親がいたら、子供は宝くじに当たったぐらいにつ いてると思った方がいいくらいだ。逆に、欠点が多い親の元で育つ場合が多いのだからから、子供はいろいろ考えさせられ人間的に成長するのだ。それはそれで 遠回りのようでそうではないのだ。
自分の経験でも、親を恨んでいた時期は人生がうまくいかなかった。やはり、人を許していかないと。人それぞれ事情があるのだし自分だって事情も欠 点もあるのだから、譲れない線は保って許し包んで行かないと運気は上がらないと最近良く思う。まだまだうまくはいかないけれども、努力していくことが大切 だと思う。
この塾もいろんな方にお世話になって御支援をいただき、なんとか続けさせてもらっている。ありがたい限りである。感謝すべき人が一杯いて数え切れ ない。その恩義を、今、来ている生徒さんにしっかりしたいい指導をして返していこうと強く肝に銘じている。これが籐塾の根本にある。